人物列伝

Reverieをクローズした夜 ― 失敗から再起動するチーム

Garoop NovelCh.03
社員への説明は、もっと、難しかった。Reverieに、いちばん時間と心を注いできたのは、開発チームのメンバーたちだった。月曜の朝礼で、山下は、深く頭を下げた。「みんなの努力を、形に残せなかったのは、俺の判断ミスです。本当に、申し訳ない」。会議室は、静かだった。やがて、開発リードの彩が、口を開いた。「山下さん、私たち、Reverieに、後悔はありません。技術もスキルも、確かに、積み上がりました。次のプロダクトで、それを、活かしましょう」。山下の目に、涙が滲んだ。チームは、彼が思っていたよりも、ずっと、強かった。
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育てる・調教・産む