人物列伝

Reverieをクローズした夜 ― 失敗から再起動するチーム

Garoop NovelCh.04
週末、彼は、ひとりで、稲佐山に登った。長崎の夜景を見下ろしながら、ノートに、Reverieの『失敗の本質』を、書き出していった。技術の問題ではない。チームの問題でもない。市場のタイミングと、自分の事業仮説の検証不足。「俺は、自分のアイデアに、惚れすぎていた。ユーザーの声を、聞ききっていなかった」。それを、認めることは、つらかった。けれど、認めなければ、次に進めない。彼は、夜風に吹かれながら、何度も、何度も、その文字を、読み返した。失敗を、責めるのではなく、解析する。それが、起業家の、最大の仕事だ。
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育てる・調教・産む