人物列伝

最初の社員 ― ひとり創業の終わり、チームの始まり

Garoop NovelCh.05
健斗が入社して二ヶ月後、二人目の社員が決まった。デザイナーの彩。さらに三ヶ月後、コンテンツディレクターの真理。少しずつ、Garoopは、『山下大貴の個人プロジェクト』から、『チームの会社』へと、変貌していった。山下は、ある日、ふと気づいた。「俺一人だった頃と、違う。プロダクトを見る目が、四つ、八つ、十二、と増えていく」。それは、ただ手が増えるだけじゃない。視点が増えることで、プロダクトの幅が、深くなる。健斗は、技術の精度を担保し、彩は、ユーザー体験に温度を与え、真理は、物語の重みを増した。
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育てる・調教・産む