人物列伝

産休前夜 ― 美咲さんの未来図、社労士からのバトン

Garoop NovelCh.03
朋美は、まず、育休中の連絡頻度について、会社と協議した。「業務連絡は最小限。でも、社内の重要な動きは、本人が望めば共有する」。それを、ガイドラインとして文書化した。「孤立も、過剰な負荷も、どちらも避ける」。次に、男性育休取得の事例を社内で紹介し始めた。「美咲さんの夫も、二週間の育休を取る予定です。それを、社内に共有してもいいですか」。美咲は、少し驚いた顔をしてから、頷いた。「夫も、悩んでたんです。会社に、どう伝えればいいかって。先生のおかげで、勇気が出ました」。
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育てる・調教・産む