人物列伝

五日間の連続ローンチ ― 出島の冬、Garoopが手を広げた週

Garoop NovelCh.08
二〇二六年五月、Garoopの本社は、いまも、出島交流会館の八階にある。社員は、長崎・福岡・東京、それぞれの拠点で働き、毎週のミーティングは、画面越しに行われる。山下は、二〇二三年から変わらず、机の前で、コードを書き、社員と話し、新しいプロダクトを練っている。「十歳からスタートアップ」――Garoopが掲げるテーマは、決して、誇張じゃない。彼は、本当に、十歳の子どもたちが、生成AIを使って、自分の事業を立ち上げる時代を、見ようとしている。出島の窓から、長崎港が見える。四百年前、扇形の埋立地から世界へ漕ぎ出していった船を、Garoopは、令和の形で、もう一度、漕ぎ出そうとしている。
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