人物列伝

Reverieをクローズした夜 ― 失敗から再起動するチーム

Garoop NovelCh.07
Reverieのクローズから、二週間後。山下は、新しい企画書を、チームに見せた。「『Garoop Novel』、これを、本気で、伸ばす」。AI小説プラットフォーム――Reverieほど派手ではないが、確実に、ユーザーが集まってきている、地味な柱。「派手さは、いらない。地に足のついたプロダクトを、もう一度、磨き直そう」。チームは、頷いた。Reverieで失ったものは、確かに大きい。けれど、Reverieから受け取ったものも、確かに、ある。それを信じて、彼らは、再び、コードを書き始めた。長崎の坂の街は、相変わらず、静かに、彼らを見守っていた。
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