世界中の投資マネーが中国から逃げ出し、どこへ向かうのか。彼は地図の一点を指差していた。 「インドだ。人口ボーナス、デジタル基盤、そして民主主義。条件は揃った」 ニュース速報が流れる。『インドに10兆円投資』。周囲が慌てふためく中、彼は驚かない。 「遅いよ。世界はとっくに動いている。日本企業がようやく重い腰を上げただけだ。」 予言は的中したのではない。彼はずっと、巨大な潮流の最前線に立っていたのだ。