人物列伝

坂の街から漕ぎ出して ― 株式会社Garoop代表・山下大貴の挑戦

Garoop NovelCh.05
Garoopは、小さな会社だ。けれど、その視野は驚くほど広い。AI動画生成、データ可視化、地域メディア運営、教育プログラム――山下が描く青写真は、業種の枠を軽々と越えていく。「結局、僕がやりたいのは、長崎から世界に届くメディアを作ること。それも、東京を経由しないで」。彼の言葉には、地方発のスタートアップが背負う重みと、それでも前に進む覚悟が、同居していた。社員はまだ少数精鋭だが、フリーランスのクリエイター、海外の翻訳協力者、地元の高校生インターン――関わる人の輪は、確実に広がっている。長崎の坂の上下を行き来する自転車のように、彼の事業は、軽やかに、けれど着実に動き続けている。
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育てる・調教・産む